主に80~90年代の家庭用・アーケードゲームにかんする話題。遊んだゲームの感想や雑談などを。

【資料室 その5】 『魔魁伝説』(まかいでんせつ)

魔魁伝説
稼働時期:1988~ メーカー:ジャレコ ハーネス:JAMMA_2ボタン
・Instruction_Card 1 2
・Manual 1 2 (各jpgファイル)


1. 「ニコ動」がきっかけで‥
私は基本、アーケード基板は昔よく遊んだもの以外は購入しないことにしています。その理由は、場所を取るものを衝動買いするのはリスクが大きいからです。ファミコンカセットやCD-ROMならなんとでもなりますが、基板の場合は1枚=ハード1個分くらいのスペースですからね。

魔魁伝説 (ジャレコ/NMK・1988.07) 1/2 Uploaded by zun さま


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『魔魁伝説』というタイトルを知った(当初は「まかいでんせつ」と読めませんでした!)のは、今から5年くらい前。たまたまニコニコ動画で見たのがきっかけです。そして同時に欲しくなってしまったのです。

内容的には明らかに『ワンダーボーイ モンスターランド(1987)』で、後追いにしてはグラフィックがショボい、全体的にローコストで物量が不足している印象です。1988年のアーケードゲームの水準を考えても、おそらく下の方でしょう。

でも、そういうマイナス要素を差し引いても、「おもしろそう!」と思ったのです。アーケードでは珍しいアクションRPG。そして、その草分け的な作品よりもRPG的な要素が強め。その他、BGMはやや単調なところもありますが、個人的には好きな感じということもありました。

2. 『魔魁伝説』 取り扱いメモ その1
私が購入した基板は特価品で、その理由はBGMが出るのに時間がかかるというものでした。以前の記事で紹介したとおり、体感的には2~3分程度です。

そしてこの症状は、どうやらわりと「あるあるネタ」なのではないかと。

【中古基板】魔魁伝説(ジャレコ・1988年製) アーケード 基盤
2019/9/25 URL Archive #ヤフオク

【基板の状態など】

●しばらく通電していない状態で電源を入れるとBGMや効果音が鳴らない時がありますが、5分くらい通電すると通常通り鳴ります。


先日オークションで調べてみたところ、私と似たような状態で出品されていた記録が残っていました。

先ほどの2~3分の話に付け加えると、この時点でBGMが出ても、それは本調子ではありません。それからさらに10分くらい経つと、音量が1回りほど大きくなって音にハリが出てきます。本来の音になるまでには慣らし運転が必要ということでしょう。

そして、一度動かした後、1~2日程度のブランクであれば、スイッチを入れるとすぐにBGMが出るようになります(ただし、本調子は10分くらい必要)。

そんなわけで、おそらくオークションの基板もそんな感じになるような気がします。

3. 『魔魁伝説』 取り扱いメモ その2
次は録画・遊ぶ際の注意事項です。

この基板の録画(キャプチャー)は、ちょっと厳しいかもしれません。

JALECO の部分が切れています
makaiden_io_gv_usb2_01.jpg

遊べなくはないですが、下のステータス表示が見えません
makaiden_io_gv_usb2_02.jpg

例のパスワードも‥
makaiden_io_gv_usb2_03.jpg

ショップもこんな感じに
makaiden_io_gv_usb2_04.jpg

私はゲームの録画には、IO-DATAの「GV-USB2」+「アマレコ」を使っていますが、その結果がコレです。同期の問題と思いますが、画面下、ちょうどステータス・テキストの表示部分が切れてしまう(録画中のプレビュー画面も同じ)のです。画像はS端子からキャプチャーしたものですが、AV(コンポジット)端子でも結果は同じです。ただし、これはキャプチャーに限らず、基板・コントロールボックスの仕様(相性)もあるかもしれません。

それから録画が難しいということは、同期調整ができないモニターで遊ぶ場合は、似たような症状が出る可能性も。『魔魁伝説』で遊ぶ場合、同期調整が可能なRGBモニターが無難でしょうか。
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